ドラえもんを、親子で映画館に見に行ってきた。
1年生の長女曰く「粘土のドラえもん」。CGが粘土っぽく見えるらしい。

さてこの映画、漫画原作のいろんなエピソードが、うまーく組み合わさって一つのストーリーになっている。熱心なドラえもん読者なら、いろんなシーンやセリフで「ああ、あのエピソードだな」と、懐かしさをかきたてられる構造になってる。
「今どきのいじめっ子はジャイアンみたいに暴力をふるうのか」とか、「学校の先生がこんな髪型してたのっていつの時代だ?」とか、長寿コンテンツゆえに2020年という時代に合わない部分も出てきているとは言え。うまいこと「温めなおして」新しいコンテンツとして成立させてる。
前作と合わせて「ドラえもんで最も泣けるエピソード」を網羅したことで、自分の子ども世代と、「のび太のおばあちゃんはさー」と同じ話題ができるのは、スナオにうれしい。涙腺は常時アイドリング状態でしたね(笑)


温故知新って習ったなあ。「古きを温めて新しきを知る」

田楽座って、キホンそういう仕事だと思ってるんだけど、50周年とか節目のときは特にそうなる。周年行事ではゼッタイ過去を振り返るし、それが新しい時代に進んでいく足場固めになる。
田楽座50周年の時には「まつり芸能楽 信濃」という舞台作品をつくったんだけど、
その時に、自分が目指す姿勢としてものすごーくヒントになったのが、


「キング・コング」(2005)


これ、スッゲー好きなの!!
もう15年も前だけど、映画館見に行ってガーン!ってなって。
メチャクチャ面白くてDVD手に入れて、しかもディレクターズカット版だから3時間以上あるんだけど、南海三鷹 ちがう何回見たか分からんくらい見たし、メイキングDVDも買って、それもすっごい内容濃くて、しかも作品作りの参考にもなって・・・・、


よくわからないと思うのでちゃんと説明しますね。

まず。キングコングは元々、1933年つまり戦前のアメリカ映画です。もちろん白黒。
コングはいわゆる「人形アニメ(ヒツジのショーンみたいなやつね)」で。

その後、日本でもキングコング映画は作られたし、本国のアメリカでも1970~80年代にリメイクされて。そのころには「コング」ってコトバ自体が「でっかいゴリラ」の意味になってたもんで、ゲームウォッチで「ドンキーコング」とかあったじゃんねー、ゲームでもコングものっていろいろ出てたんじゃないかな。ゾイドの「アイアンコング」とか、懐かしいなー。


でも和製コングも米製リメイクコングも、時代設定とかはその映画がつくられた時代に設定されなおしてる。
ま、フツーのことだよね。リメイクするとはそういうことさ。


それが、2005年になって公開された映画「キングコング」は、オリジナルのキングコングが公開された1933年のニューヨークを舞台にした、いうなれば「時代劇」として作られていたのです。


日本で言えば、「シンゴジラ」が昭和29年を舞台にした「ALWAYS三丁目の夕日」みたいな作品として作られたようなもの。そう思うと、けっこうスゴいことのような気がする。大英断じゃないか。
よく制作にGOが出たなあ。


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次回、12月30日(水)アップ予定。