1週お休みいただいた上に、投稿のしかたを間違えて
先週投稿されてなかったことに今日気づくという。

スミマセンでした~。
囃子や曲のテンポ、速いか遅いか問題のつづき。


前回は演奏テンポをそろえるのに、口唱歌をうたうことで、そもそもお互いが何をやりたいか?が見えてくるので、お互いに歩み寄りやすいよ! というお話でした。
今回は口唱歌だけでは解決できない場合のお話。

口唱歌でお互いのやりたいことが見えてくると今度は、「そもそも目指してる方向性が違うんじゃね?」ということが明らかになっちゃうんですねー。
歩み寄りができればいいんだけど、相手の目指す方向性が自分にとってイマイチ魅力的じゃなかったり。

アーティストでよくある「方向性の違い」というやつ。


2.理想形のシェア
「そもそも、どういう演奏にしたいのか?」これがチームでシェアされてないことが多い。
田楽座でいえば、同じ祭りの同じ囃子でも、舞台で再現したいと思ってるシーンが違う、ということがある。「現地のあの人みたいな演奏をしたい!」という、おっかけてる目標も違う。
これは、その人がやろうとしてることを、話を聞けば一定わかる。

逆に言うと、理想形が違うのに演奏は合ってる状態、というのは、ただの偶然です。

前回書いた口唱歌や、話し合いで、それぞれがやりたい狙いをはっきりさせたうえで。

「で、どうする?」
いよいよ落としどころの話になってきます。

ここがいちばん難しくて、チームを構成するメンバーの人間力にかかってる部分もあるんですが。
例えば「今回の公演の中で、この曲はこういう役割なので…」という視点がある。
「コンサートの冒頭だから、中くらいのテンポでいきたい」「アンコールだからメチャクチャ飛ばしたい!」「ワークショップの模範演奏だからゆっくり目で」とか。「前の曲がコッテリなので、この曲はアッサリしたい」とか。

こういう、「このシチュエーションで要求されるテンポ感」というのがあると、人間の気持ちとして、譲りやすい。根拠があるから。
みんな良かれと思ってやってるから、「そのテンポじゃヘンだよ」と全否定されちゃうと受け入れにくいよね。
いくら速いテンポが好きな人でも、「速い曲が2曲続いた後だから、次の曲はゆっくりテンポにしようよ」、という話は納得しやすい。

演奏の目的地を、その人の個人的な自己実現から、「お客様のキモチ」というチームの共通目標にズラしてあげる。
それと同時に、
「この曲はどんなテンポがいいか?」という局部的な目線から、「演奏全体の中で、この曲はどんなテンポであるべきか?」という全体目線にズラす。

でも、この方法ももちろん万能ではなくて。
やっぱり落とし穴がある。



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次回は、ものすごいたくさんの演奏チームがハマっているこの、落とし穴についてのお話。

8月12日(水)13時アップ予定